救助活動中に滑落して死亡させてしまう → 道に1800万円の賠償を命じる

7年前、積丹岳で遭難した男性が警察の救助活動中に滑落して死亡したことをめぐり、遺族が道に賠償を求めた裁判で、最高裁判所は、道の上告を退ける決定を出し、およそ1800万円の賠償を命じた判決が確定しました。
7年前、北海道の積丹岳で遭難した札幌市の会社員、藤原隆一さん(当時38歳)が警察の救助活動中にストレッチャーに乗せられた状態で滑落して死亡した事故をめぐっては、藤原さんの両親が道に賠償を求める訴えを起こしました。
1審の札幌地方裁判所は、救助活動に過失があったと認めた上で、およそ1200万円の賠償を命じました。
また2審の札幌高等裁判所も「交代する救助隊員が到着する前にストレッチャーのそばから離れた隊員らの行動は合理的とは認められない」などとして過失があったと認め、1審よりも賠償の額を増やし、およそ1800万円の支払いを命じました。
これに対して道が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の大谷剛彦裁判長は1日までに上告を退ける決定を出し、道に賠償を命じた判決が確定しました。
原告代理人の市川守弘弁護士は1日夕方、札幌市内で会見を開き、「今回の決定はそもそも救助すべき義務がないと主張してきた道警に猛省を促す内容で、主張が認められてよかった」述べました。
また、亡くなった藤原さんの母親は「山岳救助隊にはこの決定を真摯に受け止め道民の信頼に応えられる救助隊に生まれ変わってほしい」と弁護士を通じてコメントしました。
一方、訴訟を担当している道警本部監察官室は「救助隊員は極めて過酷な気象状況のなか命の危険にさらされながら救助活動を行った」とコメントしています。

 

2016-12-02-16-28-04

 

2016-12-02-16-25-11

「救助活動に過失」判決が確定 – NHK 北海道 NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161201/4875411.html

 

そりゃ過失はあっただろうけど、助けようとしてこれはなぁ・・・

北海道新聞は

 

 二審判決によると、藤原さんは09年1月31日、スノーボードをしようと入山して遭難した。救助隊は2月1日、藤原さんを発見したが、両脇を抱えて歩く際に雪庇(せっぴ)を踏み抜き滑落。その後、藤原さんを救助用のそりに乗せて急斜面を引き上げ、疲労が激しい隊員を交代させるなどのため、そりを一時的にひもでハイマツに結び付けた際、そりが滑落した。藤原さんは翌日発見され、凍死と確認された。

 12年11月の一審札幌地裁判決は、救助隊員が雪庇を踏み抜いたことを過失と認め、道に約1200万円の支払いを命じた。15年3月の二審判決は、そりを固定した際に抜けやすい結び方だった点などに過失があったと判断。藤原さんについても、悪天候になると知りながら不十分な装備で登山を続けたと指摘していた。

 

積丹岳救助、道警の過失確定 最高裁、道の上告退ける | どうしん電子版(社会)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0344149.html

 

いたたまれない気持ち・・・

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